1、脾と腎の作用#
中医学では、腎は先天の本、脾は後天の本と考えられています。脾を調整して腎を補い、腎を補って脾を補わなければ、空しい喜びとなります。五臓六腑はすべて脾の気血によって養われます。気血を生成する主要な物質基盤は水谷精微であり、水谷精微の化生は胃の受納、脾の運化の機能に依存しています。したがって、脾胃は気血生化の源と呼ばれます。もし脾陽が不足すると、腎臓に栄養が届かず、腎の気化機能(水液を調整し、水液を全身に輸送し、同時に余分なものを体外に排出する。)に影響を与えます。また、腎自体の気虚、陽虚も腎の気化機能に影響を与えます。腎の気化機能が損なわれると(水液の停聚)むくみ(朝のこわばり、指の腫れ)、尿量の減少、腹部の膨満、肥満(水湿、痰湿)を引き起こします。
脾腎陽虚は、腎の気化機能に影響を与えるだけでなく、腎の固攝能力の低下(腎気が不安定、津液が過度に外泄し、転化と封蔵ができない)を引き起こします。主な症状は高齢者の頻尿、男性の早漏、(宮寒、不妊)女性の帯下量の増加、泡沫尿(精微物質の流出)です。
2、健脾補腎、利水消腫の方子と食事#
方子:防己茯苓湯(黄芪、防己、茯苓、桂枝、甘草)
食療:黄芪鯉魚湯(黄芪 30g、链子肉 30g、赤小豆 30g、鯉魚 / 鯽魚 250g、生姜 30g、葱白 30g)
3、健脾補腎、固本涩精の方子と食事#
方子:五子衍宗湯(車前子、枸杞子、菟絲子、五味子、覆盆子)
方子:参芪五子衍宗丸(人参、黄芪、茯苓、白術、車前子、枸杞子、菟絲子、五味子、覆盆子)
食療:山薬、黄精、枸杞、山査、苦荞麦
4、脾陽を傷めるいくつかの悪習慣#
冷たい飲食を貪り食べる、暴飲暴食、怠惰で動かない、頻繁に夜更かしする
5、穴位のマッサージ / 推拿#
穴位:足三里穴、神阙(時計回り、反時計回りにお腹を揉む、時計回りは便秘に適している)